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神話や歴史のことや、行ってきた博物館や美術館のことを主に書くブログ。(雑記もあり。)

ベルギー奇想の系譜展に行ってきた。 その3

前回の続きです。

ベルギー奇想の系譜展に行ってきた。 その2

この展示会では、前回紹介をした展示の他に
「19世紀から20世紀初頭の象徴派・表現主義
「20世紀のシュルレアリスムから現代まで」

という章で構成されています。

今回は残りの2章から一部の作品をご紹介したいと思います。

19世紀から20世紀初頭の象徴派・表現主義

フェリシアン・ロップス「娼婦政治家」

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腐敗した政治家=豚っていうことなのかな?
そういう汚らわしいとされている存在が天使像の上を歩いているってことで、風刺めいたものを感じます。

以前の記事にも書きましたが、ロップスは政治風刺の活動もしていました。

ジェームス・アンソール「ゴルゴダの丘

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ジェームス・アンソールは「異端」とされていて、仲間や批評家から酷評され孤立していたそうです。
磔にされているキリストのところに「ENSORE」(アンソール)と書かれてまして、自分の境遇とキリストを重ねて表現しています。

20世紀のシュルレアリスムから現代まで

マルセル・ブロータース「猫へのインタビュー」

これは絵とか彫像の類ではなくて、作者が猫にインタビューをした音声のみの作品となっています。
はじめのうちはまともなインタビューをするのですが、猫が「にゃー」としか泣かないので、後半は
「これはパイプですか?」
「ニャー」
「これはパイプではない?」
「にゃー・・・」
「これはパイプだ!」
「ニャー!」
「これはパイプではない!!」
「・・・」
みたいな内容だったかな。

トマス・ルルイ

生き残るには脳が足らない
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これはブロンズ像が展示されていたんですが、思っていたよりもデカくて迫力がありました!
現代人への風刺だと思うんですが、人間が自ら望んで知識をどんどん付けていった結果、頭が大きくなりすぎて首がグニャリ・・・と曲がっています。

とまぁ、全部で134点展示されていたのですが、うち一部だけを紹介しました。

感想

この展示会は~2017/07/09までやってます。
とても面白い展示会でした!


正直絵とか作品がどうのこうのというよりは、モチーフになった神話の方に興味が行ってましたが。笑

不満点としては、何周もグルグル回れるスタイルじゃなかったのが惜しかったですね。
1回で見てやろうと思うと、前半で疲れてしまい、後半に行けば行くほど流すカンジになっちゃいました。

展示数が多いなら、流すカンジで見る → 興味のある作品をもう一度じっくり見る。
ってことをしたかったんですが、再入場はできないのと、人が多くて戻ることができない雰囲気だったので・・・。

でも、逆に行ける時間があったらもう1回行きたい!って思える内容でした。
今回は中盤かなり流してしまったので、もしもう1回行けるのなら、次は中盤からじっくり見ていきたいですね。

あと、今回はかなり混み合っていたので、人にぶつかったりするのが怖くて音声ガイドを申し込まなかったんですが、こういう逸話に基づいた作品なんかは、話の内容がわかった方が見ていて面白いと思うので、行く人は是非音声ガイドを借りることをオススメします!

ということで、僕にはド・ストライクな展示会でした!

7月には
バベルの塔」展
http://babel2017.jp/outline.html

「怖い絵」展
http://www.kowaie.com/
に行きたいと思います。