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カフカ「変身」と、スティーヴンソン「ジキルとハイド」を読んでみた。

先日カフカの「変身」と、スティーヴンソンの「ジキルとハイド」を読みました。
タイトルと概要は知ってたんですが。
 
最近集中力が長続きしなくなり、300P越えようものなら日があいたりして、下手すると1ヶ月かかったりします笑
 
さらに海外作品で登場人物が多かったり、
マイク・デイヴィスを
「マイク」と呼んだり、
「デイヴィス」と呼び出した日には、
 
「えーい!統一しろ、ムカつくんだよぉぉぉおぉぉぉぉおぉぉ!!」
と、訳者に殺意を抱くわけです。
 
その点、こういう短編は登場人物が少なくて、読むのもそんなに時間がかからないのでいい。
物理的に薄いことで携帯性も確保されるし、短編集よりも、短編単体で一冊になってるのが好きです。
 
 
■「変身」の概要
ある日起きると、主人公グレゴールは毒虫(ビジュアルで表現されてないので、僕は芋虫のようなものと思ってます)になっていた。
仕事にもいけなくなり、周りも家族もパニックに。
父親はステッキで彼を自室に閉じ込め、その後は妹が彼の面倒を見ます。
 
が、最終的にはその妹が兄との別れを家族に提言。
グレーゴル本人も家族の意志に沿うように、死んでいきます。
グレゴールの最期は、本人も家族も希望に満ちている雰囲気なのが印象に残りました。
 
 
■「ジキルとハイド」の概要
弁護士アタスンの周りで奇妙な事件とか、殺人が起こったりするけど、犯人はハイド(アタスンの友人ジキル博士の別の人格)だよ!
※「犯人はヤス」的省略(笑)
 
 
二つに共通したテーマは、「変身」とか「変貌」だと思うんですが、僕はこの手の物語は、人物ではなくて「変化」ってテーマ?システム?設定?が主役で人物は素材だと思って読みます。
デスノートとかガンツもその視点で読んでました。
 
だから、この手の話は似てようが、何回同じ展開繰り返されようが飽きないんですね。
カフカの変身は、変貌によって主役も周りも翻弄され不幸になりますが、最後には皆が嵐を越えて次の希望を予感させる終わり方をしてます。
 
この物語に出てくる妹を見ていて、周りの中で足手まといが出てきた時の気持ち思い出して、結構グサっとくるものがありました。
 
 
一方ジキルとハイドは、ジキル博士は快楽主義で野蛮なハイドという人格に憧れを持って変身しますが、次第にその人格に自分が乗っ取られるのを恐れる描写がありまして、「変貌することへの恐怖」を感じさせるものがあります。
 
この「変貌することへの恐怖」って、「ザ・フライ」とかの映画もそうだし、「ホラーのスタンダード」的なものだと思います。
 
ちなみに、僕はRPG女神転生シリーズが好きなんですが、初めて「ザ・フライ」を見た時、「女神転生の邪教の館っぽい!」と思い、興奮したのを覚えてます(笑)
※調べたら実際元ネタって書込もありました。
 
 
こういうオカルト的な匂いのする、短編って他にどんなのがありますかね?
もしオヌヌメのヤツがあったら教えろ下さい!